圧倒的な源泉力

老神温泉イメージ
老神温泉イメージ
老神温泉イメージ
老神温泉イメージ

老神温泉地区の宿泊施設は明治時代初期に1軒・浴場1であったものが、昭和初期になると十数軒、最盛期の1983年(昭和58年)には22軒を数えたが現在は12軒のみです。
老神温泉地域に湧く源泉の数・湯量は変わらず、昔よりも営業軒数が少なくなったということは1軒に配湯される温泉量が必然的に増えるわけですから、温泉通の方々より「老神温泉の湯質は良い」と言われる要因ともなっております。

施設13軒(ホテル・旅館) 使用源泉名 源泉総数 8 泉質
吟松亭あわしま 老神8号泉
老神10号泉
単純硫黄温泉・中性低張性高温泉
単純温泉・アルカリ性低張性高温泉
源泉湯の宿 紫翠亭 老神5号泉
老神10号泉
単純温泉・アルカリ性低張性高温泉
単純温泉・アルカリ性低張性高温泉
もうひとつのふる里 ホテル山口屋 老神5号泉
老神10号泉
単純温泉・中性低張性高温泉
単純温泉・アルカリ性低張性高温泉
伊東園ホテル尾瀬老神 山楽荘 老神8号泉
老神10号泉
単純硫黄温泉・中性低張性高温泉
単純温泉・アルカリ性低張性高温泉
仙郷 観音薬湯・老神7号泉の混合泉 単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
伍楼閣 混合泉(老神7号泉・若乃湯3号泉) アルカリ性単純温泉・アルカリ性低張性高温泉
穴原湯 東秀館 老神1号泉 アルカリ性単純温泉・アルカリ性低張性高温泉
ぎょうざの満洲 東明館 老神3号泉 単純硫黄温泉・弱アルカリ性低張性高温泉
上田屋旅館 老神8号泉
老神10号泉
単純硫黄温泉・中性低張性高温泉
単純温泉・アルカリ性低張性高温泉
源泉かけ流しの宿 金龍園 老神7号泉 単純硫黄温泉・アルカリ性単純硫黄温泉
湯元 楽善荘 混合泉(老神8・10号泉) 単純温泉・中性低張性高温泉
旅館石亭 老神7号泉 単純温泉・アルカリ性低張性高温泉
日帰り天然温泉 湯元華亭

老神温泉の代表的な泉質

各源泉により泉温及び効能が違います。

老神のお湯

[泉質]
単純温泉
[泉温]
源泉 61.5℃ 使用位置 44.8℃
[効能]
老神のお湯は昔から皮膚病に効果があるといわれております。
乾燥性皮膚炎(アトピー)、
慢性関節リューマチ、筋肉痛、
神経痛、神経炎、創傷、じん麻疹等々。

温泉とは?

まず何が温泉かを決めているのかといいますと、実は温泉法という法律があるのです。地下から湧き出した温水、
鉱水または水蒸気やガス等のうち以下にあげる物のうち、どれかがあてはまれば温泉です。

  • 温度が25度以上
  • 水1kg中に1,000mg以上の物質を溶かしている
  • 決められた18の物質(リチウムイオン、ストロンチウムイオン等々)のうち、1つ以上が規定量以上とけ込んでいる。

温泉の泉質

温泉の泉質は温泉水に含まれる成分や含有量によって、グループ分けする事ができます。
群馬県では多くの泉質をお楽しみ頂けるようですが、大きく分けますと吾妻地方、西部地方、中部地方では塩化物線(食塩泉)が多いようです。
老神温泉のある利根地方は単純温泉が多く、この泉質の特徴は肌触りが柔らかくすべすべした感じの癖のない温泉です。
名湯と言われる源泉が多く、下呂温泉、道後温泉、湯布院温泉など多くの温泉地に同じような特徴が見られます。

静寂の温泉地

温泉旅館イメージ

ちなみに「老神温泉」の読み方はおわかりですか?観光業界に従事している方からも「ろうじんおんせん」や「おいじんおんせん」などと呼ばれることもありますが、正確には「おいがみおんせん」と読みます。群馬には全国的にも名高い草津温泉や伊香保温泉がありますが、「老神温泉」をご存じの方は相当な温泉通かと思われます。
世間一般の認知度が低いので繁忙時期でも混雑せず、老神地区旅館経営者の間ではGWやお盆などの繁忙時期には「草津温泉、伊香保温泉の旅館が埋まらないと老神温泉までお客様がいらっしゃらない」という方もいます。世間一般にまだそれほど知られていない温泉地ですので、あまり騒がしくない温泉地や旅館が好み、という方にはもってこいの温泉地です。

老神温泉街イラストマップ

温泉街の周囲は川や畑、たんぼが広がっております。
温泉街もコンパクトにまとまっており、のどかな田園風景、自然を感じることができる温泉地です。

宿泊者の99以上が日本人

旅館客室イメージ

国策によりインバウンド客(外国人観光客)を増大させる施策がとられています。TVや新聞などでも外国人観光客の皆さんが旅館に押し寄せている様子が流されていますが、老神温泉にはまだその波は来ておりません。
事実、2024年1月~9月の老神温泉宿泊者数は111,476人ですが、うち外国人観光客は777人と、約99.3%以上のお客様が日本人です。(老神温泉旅館組合調べ)
もちろん、外国人観光客の皆様に来ていただきたい思いはございますが、まだ老神温泉の魅力が外国人観光客の皆様に見つかっていないのだと前向きにとられております。

尾瀬への玄関口

老神温泉イメージ

夏が来れば 思い出すはるかな尾瀬(おぜ) とおい空、と童謡にうたわれるほど日本人の原風景といえば「尾瀬」が思い出されます。
老神温泉は尾瀬の玄関口として多くのお客様にご宿泊いただいております。
又、尾瀬シーズン時には「老神温泉尾瀬ハイクバス」が毎年運行され、老神温泉に前後泊されて尾瀬ハイキングに行かれるお客様にご好評をいただいております。

参考:2024年 老神温泉尾瀬ハイクバス 運行スケジュール
運行日 2024年5月26日(日)~10月20日(日)
※道路状況及び天候によって運行中止になる場合があります。
運行行程 往路…JR上毛高原駅→老神温泉→鳩待峠(尾瀬入口)
復路…鳩待峠(尾瀬入口)→老神温泉→JR沼田駅→JR上毛高原
出発時間 JR上毛高原駅を8時00分、各宿泊施設を8時40分出発。
鳩待峠出発時間 16時00分 ※10分前集合
料金
  1. 老神温泉→鳩待峠(片道)※鳩待峠からの利用も可能 大人3,500円、小人1,750円
  2. 老神温泉⇔鳩待峠(往復)大人5,500円、小人2,750円
  3. 老神温泉→鳩待峠→JR沼田駅 大人7,000円、小人3,500円
  4. JR上毛高原駅→鳩待峠→老神温泉 ※老神温泉発も同額です。大人8,000円、小人4,000円

※料金は当日乗車に限る。小人は小学生以下。

朝市

朝市

4月20日から11月20日まで名物の朝市が開かれる。関東一とも言われる朝市で、浴衣姿の宿泊客がお土産を求める姿も見られる温泉街の風物詩。地元の野菜や山菜、自家製の漬物や味噌などがずらりと並ぶ。素朴な土地の味に人々の笑顔、土の香りがする山の幸との触れ合いも旅の喜びです。

[開催時間]
毎朝6時から7時30分まで 雨天営業
[開催場所]
利根観光会館前駐車場
利根町老神607番地1

東洋のナイアガラ吹割の滝

東洋のナイアガラ 吹割の滝

独特の渓谷美を見せる神秘的な「吹割の滝」は、その豪快に流れる様から東洋のナイアガラの愛称で親しまれています。滝の周辺には遊歩道や観爆台が設備されており、滝を楽しむことができます。滝壺が竜宮へと通じているという伝説が語り継がれる神秘的な滝です。

[時期]
見学無料※例年12月中旬~3月下旬は冬季閉鎖されます。遊歩道は夜間通行止めです。
[開催場所]
〒378-0303 沼田市利根町追貝

吹割の滝の詳細はこちら[沼田市観光協会]

老神温泉赤城神社

老神温泉赤城神社

古くは片品川の湯元に奉納してありましたが、幾度かの洪水により安全地帯に遷すことにし、昭和十八年五月八日に現在地に奉斎されました。蛇神様を祀る赤城神社は「老神の湯」を発見したと言われる伝説の大蛇にちなみ毎年5月第2週 金曜日、土曜日にお祭りが開催されます。