尾瀬ヶ原は東西6キロ、南北2キロメートルの広大な湿原で春から秋にかけて有名なミズバショウ、ニッコウキスゲをはじめ数多くの湿原植物によっていろどられます。ハイカーやカメラマンなどを魅了してやまない豊かな自然の魅力をたたえています。それでいて、木道や標識が整備され、体力にあわせたコースが選べることから、毎年多くのビギナーを迎えています。
尾瀬は、燧ケ岳や至仏山への登山道をのぞき、ほとんどのコースに木道が整備されており、ビギナーも雄大な景色を眺めながら快適に山歩きを楽しめます。しかし、標高1400メートル以上の高地だけに、急激な天候の変化が起こる場合もあります。不意の出来事にも慌てずにすむよう、服装の注意や最低限の装備をおすすめします。服装は、長袖シャツにスラックスが定番。夏の日中は半袖でも大丈夫ですが、朝晩はかなり冷え込むので、気候に合わせて調節できる長袖のほうが便利です。足元は、歩きやすい靴を選び、天候の変化に備え、防寒具や雨具は必需品です。帽子もかぶったほうがいいでしょう。